パリ在住の指揮者。大阪に生まれ2歳より音楽教育者、合唱指導者の母親からピアノの手ほどきを受ける。相愛音楽大学付属子供の音楽教室ピアノ科、東京芸術大学音楽学部付属音楽高校、東京芸術大学音楽学部作曲家を経てパリ国立高等音楽院入学。6つのクラスで学んだ後(和声、対位法、フーガ、オーケストレーション、楽曲分析、器楽伴奏)、2002年同音楽院指揮科に日本人として初めて入学。指揮法をZsolt Nagy, Peter Eotvös, Jànos Fürst, John Carewe, Peter Gülkeほかに師事。現代音楽に精通し、2002年にはピアニストとして「武満徹ピアノ作品集」のCDをHarmonia Mundi社よりリリースしたのを皮切りに、これまでに5枚のCDを録音し、そのうちの1枚は”Prix des Lycéens”にノミネートされた。さらに2005年にフランスの若手作曲家、Ensemble InterContemporainのメンバー等と共に現代音楽アンサンブル”Multilatérale”を創設し音楽監督に就任。現在までに既に70作を超える新作初演の指揮、演奏、録音をフランス、イタリア、スペイン、エジプトを始め世界各地で行っている。
2007年から2008年にかけて、モンペリエ国立歌劇場並びにモンペリエ国立管弦楽団副指揮者として数多くの交響曲、オペラ公演に携わり、Jerzy Semkow, LawrenceFosterなどの副指揮を務める。これまでにモンペリエ国立管、リール管、ニース響、ロレーヌ国立管、バスク響、オーベルニュ管、アモル響(韓国)、パリ国立高等音楽院管、モンペリエ国立歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ライン国立歌劇場などと共演、客演。
2010年ソウル芸術センター大ホールでの演奏会を指揮して韓国デビュー。
2011年4月10日にユネスコ本会議場にて開催された東日本大震災チャリティーコンサートを企画、実行委員長としてパリ国立高等音楽院の仲間達、パリ在住音楽家有志を中心に結成したジャポネードオーケストラを指揮した。